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エンジンオイルの種類って?

クルマのエンジンオイルもたくさんあるので迷いますよね?

なぜ、いろんな種類があるのか?
簡単にご紹介させていただきます。

エンジンの違いによるエンジンオイルの種類

クルマのエンジンオイルは、大きく分けるとガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルの2つがあります。

ディーゼルエンジンオイルには、軽油に含まれている「硫黄」によってできる「硫黄酸化物」を中和させる為のアルカリ分が添加剤として多く含まれているのが特徴です。

ディーゼルエンジンオイルをガソリン車に使用しても、基本的には問題はありませんが、ガソリンエンジンオイルをディーゼル車に使用することは上記の添加剤のことからあまりおすすめはできません。

製法の違いによるエンジンオイルの種類

同じガソリンエンジンオイルの中でも「製法」によって、種別されているものがあります。

それは 化学合成油 部分合成油 鉱物油 の3つ。

これら3種のオイルの事を「ベースオイル」と言い、通常この「ベースオイル」に「添加剤」をプラスした物を「エンジンオイル」と言います。「ベースオイル」+「添加剤」=「エンジンオイル」です。

「化学合成油」はナフサ、天然ガス、エチレンなどから化学合成された高級なベースオイルであらゆる条件下において安定した高性能を発揮します。

「部分合成油」とは「鉱物油」に「化学合成油」あるいは「水素化精製油」を20%~30%混合した(経済性と高性能を併せ持った)ベースオイルということができます。

「鉱物油」とは原油から精製された現在もっともリーズナブルで普及しているベースオイルです。

 

規格によるエンジンオイルの種類

エンジンオイルの規格は「品質の規格」と「粘度の規格」に分けられます。

■品質の規格

「品質の規格」として代表的なものは
次の2つの「API規格」と「ILSAC規格」に分けられます。

API規格 
アメリカ石油協会(American Petroleum Institute) が定めたエンジンオイルの品質を定めた規格のことで、「ガソリンエンジン用オイル」なら「SA」~「SM」までのグレードに分けられ「ディーゼルエンジン用オイル」なら「CA」~「CF-4」のグレードに分類されています。

API規格に適合したオイルである事を証明したマーク。
通称「ドーナツマーク」とも呼ばれています。

 

ILSAC規格
国際潤滑油標準化認定委員会(International Lubricant Standardization & Approval Committee)がAPI規格の「SH」以上のグレードを基に「省燃費性」を定めた規格のことです。

ILSAC規格に適合したオイルである事を証明したマーク。
通称「スターマーストマーク」とも呼ばれています。

■粘度の規格

「粘度の規格」とはオイルの「粘りの度合」を数値で分類したものをいいます。

エンジンオイルは「低温時では硬く、高温時では柔らかい」という特性をしています。なので「エンジンの種類や運転状況、また住んでいる環境」に合ったエンジンオイルを使用することが必要になります。

その粘度を表した代表的なものとして「SAE規格」があります。

SAE規格
SAE(Society of Automotive Engineers)とは機械関連の専門家を会員とするアメリカの非営利団体のことで、「自動車」「トラック」「船舶」「航空機」など自力動力で動く機械(ビークル)すべてのものに関する標準化機構のこと。オイルの規格もその一つで「アメリカ自動車技術者協会」として「オイルの粘度」を定めた規格として広く普及しています。

オイルの容器に書かれている文字で「10W-30」のような数字を目にしたことがあると思います。

これはオイルの低温時での粘度と高温時での粘度を表した数字です。

前の数値(10W)が「低温時」での粘度で「10W」の「W」とは「Winter/ウィンター(冬)」、つまり寒い「冬」での粘度の度合を表したものという事になります。

この数値が小さければ小さいほど「低温時でも柔らかいオイル」であることを意味しています。つまり「朝一のエンジンの始動性が良い」ことや低粘度のため「燃費が良い」などの効果があります。

(※中には「0W-20」といった「非常に低粘度なオイル」もありますが、これらは「省燃費オイル」といって「エコカー」向けのオイルです。燃費が良くなるからといって使用することはおすすめできません。説明書に規定されたオイルを使用することをおすすめ致します。)

また、後ろの数値(30)は「高温時」での粘度で、数値が大きければ大きいほど「高温時(エンジンを高回転で回していても)でも硬さを保ったオイル」であるということです。スポーツ走行をする場合などに向いています。

一般的にこの低温時の数値と高温時の数値の幅が大きいほど、あらゆる走行条件に対応しているということになります。



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