まるさん自動車の想い
子供の頃、クルマだらけの父の仕事場がボクの遊び場でした。 ハンドル、シート、タイヤ、そしてオイルのニオイ… 物心がつく前から、そんな環境にいたので 当然クルマが大好きになりました。 その気持ちは大きくなってもかわらず モトクロス競技をしたり、 レースチームのメカニックをしたり… なかでも アメリカのパイク・スピーク・ヒルクライムのメカニック経験や イギリスの「プロドライブ社」の視察など 〝もっと深く〟〝もっと知りたい〟と、探究心が芽生え、 クルマに対しての興味が尽きることはありませんでした。 家業に着く前に、 ＢＭＷのディーラーに４年間努めていましたが、 アメリカ、イギリス、そして、ＢＭＷと 外国のエンジニアと接してきたことによって、大きな驚きがありました。 それは、 プロ意識が高く、勉強熱心で、スキルが高い！ということ。 日本のエンジニアの勉強不足・知識不足は、 ボクのもとに運ばれてくるクルマのコンディションの悪さを見れば ため息しかでないほど。 でも逆に思えば、 今まで自分自身が学んできたこと、経験してきたことを生かして 治してあげられるクルマがたくさんあるということ。 ボクの好きな映画「カーズ」のセリフ。 「クルマ車は楽しみに行くために走っていたんじゃなくて、 楽しみながら走っていたの。」 そう。 まずは自分自身も楽しみながら修理をしなくっちゃ。 そして、ひとりでも多く 楽しみながらクルマを走らせてくれる人と出会えることを願っています。
